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2008-12

防衛大学定期戦を終えて

H19卒・監督の岩永です。

先日、毎年恒例の防衛大学との定期戦が行われました。今年は東大がホームということで、本郷キャンパス内「七徳堂」にて7人戦と総力戦を行いました。結果は、東大柔道部ブログ赤門柔道をご覧下さい。

今年のメンバーはここ近年でも一番体格の小さいメンバーなので厳しい戦いになるとは思いましたが、点数的には大きく溝をあけられてしまいました。最近ずっと言われている「攻撃が見えない」という部分はやはり解消できていない感じでした。「攻撃」と一口に言っても、「自分から積極的に作る攻撃」と、「どんな苦しい状況も攻撃に変えてしまう」の2種類があるような気がします。

「自分から作る攻撃」というのは、たとえば隅返しの様に、組み手から自分のコースにしてしまい相手にやりたいことをやらせないようにして一本取るところまで持っていく攻撃パターンの様なものです。まずは、各自が「これ」というコースを持つことで、こういった攻めができるようになります。コースとは、「はじめ!」と言われてから(特に寝技で)一本を取るまでの一連のシーケンスを指します。まだ、コースが「決まっている」選手すら少ないのではないかと思います。ましてや、それを「できる」選手はほとんどいません。全員が抱えるべき大きな課題だと思います。

また、これがどんな相手にでもできるようになれば苦労はしませんが、自分より力の強い相手などに対して自分の形を完全に作るのは難しいものです。そこで重要になるのが「どんな状況も攻撃に変える」という「意識・技術」です。例えば、立ち技で投げられてしまう時にも、その効果を最大限減少させながら、次に始まる寝技の準備を始めることはできるはずです。寝技でもつれた時にいかに有利な体勢を取るかという「際の勝負」に強い選手は、どんな状況でも攻撃できるし、結果も残してきます。これができるようになるためには、まず「意識」を変えないといけません。たとえ抑え込まれたとしてもブリッジで返せば逆転で抑えることができるように、柔道において諦める場面というのはありえません。どうしても「防御しないといけない」という意識が先行すると、攻めることができるチャンスを逃してしまいがちです。意識がそちらに向けば、本能的に体が動くこともできるようになるし、自分でその技術を探そうという意識も出てきます。(もちろん最低限の防御はできて当たり前ですが。)

「自分のコース」と「どんな場面でも攻める意識」の2つは、部員全員の課題であろうと思います。部員内でのディスカッションもしてほしいし、先生・先輩も巻き込んでアグレッシブな東大柔道を作っていって欲しいと思います。

試合をご覧になった先輩方は、ぜひこの記事へのコメントで感想などを書いて頂けるとうれしいです。よろしくお願いします。

OB初心者の稽古の感想

四年の小宮山です。

四年の小宮山です、と書いて、まだ自分が大学を卒業していないことを自覚しました。なんというか、大学生活いこーる柔道部だったので、気分的にはもう院にでもいるかのよう。

引退して一月もたたないのに、もはや稽古に行くたびに現役にぼこぼこにさされるようになってしまい、成長を嬉しく思う反面なんともいいがたい寂しさに心がいっぱいになります。とはいえ、まだまだ現役に負けたくはない。まだあたいだってがんばれるもん。と、老骨にムチうって稽古に参加しています。これからも可能な限りしようと思います。

で、今日も稽古に参加して思ったのは、やはり覇気があるやつは怖いということでしょうか。攻撃にせよ防御にせよ、気迫があるやつは強いなあと。金丸先輩と六本連続で乱取りをしていた碇なんかを見ていてもそう思います。現役時代の自分に足りなかったのは、それだったと思うので、そしてそれは何をするにも大事だと思うので、それを現役に分けてもらうという意味でも、今日も私は稽古に向うのでしょう。現役のみなさんには是非全員が覇王色の覇気を身に着けるくらい気迫を持って稽古に望んで欲しいと思いました。

今日はこのくらいで。また稽古行きます。やさしく迎えてください。

引退しても柔道

四年の本田賢二です。

引退してはや四週間がたちますが、なぜか毎日柔道のことを考えています。私は農学部の分子生命工学研究室に所属しているのですが、実験の最中でも、稽古開始時間になると「あっ、稽古始まったな」とか、「今日はどんな練習してるんやろな」とか気になって、空いてる時間には稽古しにいくようにしています。

OBになって稽古に行くと、道場に入ったときは、まだOBになって日が浅いせいか緊張というか照れというか、なんともいえない違和感を感じるのですが、乱取りなどしているとアツくなって現役に混じってガンガン稽古したくなります。

現役の時には後輩の指導は後回しで自分の稽古の次だという感じでしたが、今は、後輩がどうすれば強くなれるか考えながら、乱取りをするにしても打ち込みをみるにしても一本一本丁寧にと心がけています。後輩たちも、師範、新監督の新体制の下で自分の柔道について試行錯誤しながら、かつ相手に向かっていく気持ちも忘れずに柔道の稽古に励んでいるので、OBとしてそんな時に稽古に行くとうれしくなります。

文章を書いているとまた柔道したくなってきたので、近い日にまた稽古しに行きます。

では今日はこの辺で失礼します。

巴投げをかけた後について

H19卒・監督の岩永です.

早速,技術的な話題から始めていきます.昨日の稽古で,柏崎先生から頂いたアドバイスでもありますし,練習を眺めていて個人的にも感じたこと.

七大柔道をやっていると,どうしても「巴投げ」はほとんど「引き込み」の様なイメージで使ってしまうため,相手が崩れなかった時は「正対下から始める」選手が多いようです.しかし,それではせっかくかけている巴投げが十分に活かされていません.

巴投げがかからない時というのは,大抵相手が自分のことを「引き上げて」います.だとすれば,その力を逆に利用して,巴投げをかけた後は素早く「立ち上がる」ことができます.さらにうれしいことに,自分が立ち上がることで相手はバランスを崩すので前のめりになり脇が開きやすいので,立ち上がりながら脇を掬ってしまうことで,すぐに帯取り返しの形を作ることができます.

このように,立技・寝技を完全に分断することなく,自在に行き来することは非常に効果的です.確かに,完全な寝姿勢から立技への移行はルール上あり得ませんが,巴投げをかけた直後に立ち上がるという様な動作であれば,待てがかかることもなく,ダイナミックな柔道を行うことができます.巴投げを多用する選手は「巴をかけたらすぐ寝技」という発想だけではなく,「立ち上がって立技」という練習も行っていくと良いと思います.

「東大柔道部OBブログ」スタートにあたって

東京大学柔道部監督の岩永です.

この度,東大柔道部ではブログをスタートすることとなりました.ブログには「東大柔道部ブログ」と「東大柔道部OBブログ」の2種類があります.こちらは,若手OB/OGが執筆する「東大柔道部OBブログ」です.

東大柔道部OBブログ

アドレスは「http://obblog.akamonjudo.com」です.このブログでは東大柔道部の若手OB/OGが,柔道部の練習に参加して思ったことなどを記録していくことになります.普段練習に参加できない他のOB/OGの方々や外部の方々へ向けて「東大柔道部は今どういう状況なのか,どんな柔道をしているのか」を伝えることが主な目的です.4年間柔道を続けて体も元気な若手が現役と汗を流して感じたことを,少し固めに記録していきますので,どうぞよろしくお願いします.

疑問に思った点やコメントしたいことなどがありましたら,下部のコメント欄から投稿してください.こちらで確認をしたのちにコメントを表示させて頂きます.また,メールで直接連絡を取りたい場合には,東大柔道部公式サイト「赤門柔道」内の「連絡先」をご覧ください.

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