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東大柔道部OBブログ

柔道という知行合一

平成19卒・監督の岩永です.久々に土曜日の練習に行ってきました.隣りでやっている少林寺が途中からいなくなったので,道場を2面使えて広々とした稽古でした.

現役は「良い時」と「悪い時」がはっきりしていて,「お,いい動きしてるな」と思った次の瞬間には「なんじゃそりゃ」というがっかりな動きをしていたりします.やはりまだまだ「頭を使う」部分と「体を動かす」部分が一致していないのかなと思います.

柔道は「知行合一」の体現の場所なんですよね.「自分の頭で考える」ことと「自分の体を動かす」ことがシンクロさせるための柔道.スポーツはなんでもそうですが,特に柔道,さらに特に七大柔道(高専柔道)は知行合一の場だなと感じるのは,寝技を重要視しているからです.寝技というやつは,かなりの部分が「自分の知識」を「どれくらい表現できるか」で勝負が決します.どちらか一方だけでは強くなれません.ここが僕が個人的に柔道が好きな一番の理由かもしれません.

話が脱線してしまいました.土曜日の練習は,私が現役の頃はもっと先輩がたくさんいらっしゃっていて,いつもにぎやかだったイメージがあったのですが,最近は先輩が少ないなぁと思います.自分が現役の時に先輩から受けた恩を今の現役に返してあげるべきです.特に若手のOB/OGは土曜日も参加してあげるようにして下さい.「駒場が遠い」とかそんなの言い訳です.「忙しい」のは誰だって知っています.柔道部に対する愛があれば,自然と道場に足を運ぶはずです.と言っている僕が土曜日にあまり参加できていなかったので,本当に申し訳ない.これは自分に対する叱咤でもありますね^^

また来週からも現役・OB/OG共にがんばっていきましょう.

みんな成長しています

平成19卒・監督の岩永です.今週は私も練習に参加できていて現役を見ていますが,成長しているなと感じることが多いですね.とてもよい傾向です.彼らなりに指摘されたことに対してなんらか答えようとしている姿が見られました.私や他の先輩に文句を言わせない様な柔道を目指していって欲しいと思います.少なくとも口では先輩達を打ち負かして欲しいと思います.大して練習もしていない先輩なんかに負けてはいけない,そういう気概を持っていきましょう.

今日特に良かったのは2年の伊藤で,立ち技で私や石橋を投げ飛ばしていましたし,寝技でも切れ目無く動けていていい感じだなと思いました.もっともっと積極的に攻めて行くようにしていけば更に伸びて行くと思います.頑張って下さい.

また,新田と堀内が東京学柔連主催の柔道講座に午前中参加してきて,午後にはそこで習ったことをすぐにみんなにシェアしていました.聞いて来たことをさっと説明できるというのは,自分の頭を使って解釈してきたからです.2人とも柔道頭が良くなってきたなと思います.

他の部員もそれぞれいいところが見えて来ています.自分では気づけていないかもしれないですが,確実に成長しています.だからこそ自信を持ってどんどん仕掛けるようにして.いってほしいです.出し惜しみは意味がありません.一瞬一瞬を全力でやっていきましょう.

「理屈」と「際」の意識

平成19卒・監督の岩永です.今日も稽古に参加してきました.この春は私も時間が取れるのでなるべく稽古に参加して少しでも現役の力になってあげたいと思っています.

ここ数日は西森先輩にいくつか技術を紹介して頂いています.どんな技術でも当てはまりますが,常に自分の頭で「理屈」を考える様にしなければ使える様にはなりません.ただなんとなく見た目を真似ているだけでは技術の本質は理解できません.どうすれば目的が達成できるのかを常にイメージして,知識として体系化して行く方向性を意識しましょう.

脚蹴りやエビといった基本動作においても,どのようにするのかが最も効果的なのかを自分の頭で考えて繰り返していかないと,やっている”ふり”をしているだけになってしまいます.逆に言えば,その部分こそ柔道の醍醐味でもあります.誰に何を聞かれても即答できるくらいに「柔道頭」を強くする様にがんばっていきましょう.4月には新入生が入ってきます.彼らに柔道を教えるのは現役諸君です.

最後に,しつこいようですが,やはり現役は「際(きわ)」の部分で止まってしまっていることが多いです.隙のない攻撃・防御は最も強力ですが,それの意図するところは隙のない様にじっと固まるのではなく,隙を見せる暇もないくらいに自分がアクションを起こしていくということです.

ということで,「理屈」と「際」の意識をどんどんと高めていって下さい.また先輩方も指導の際にはしつこく言ってあげて下さい.

試験オフが明けました

平成19卒・監督の岩永です.

前回の更新から間が開いてしまいましたが,今日試験オフが終了しまた稽古が再開されました.ここから七大戦を経て7月のオフまで休み無く稽古が続きます.最後の追い込みといったところでしょうか.

驚くべきことに,オフ明け初日から3時間練習の2部練を行いました.私が強制したわけではなく,幹部自らが計画して実行しています.今の現役部員達は稽古量はかなりのものだと思います.まだそれが目に見える結果として表れてはいないかもしれませんが,「練習量がすべてを決める」のが高専柔道です.粘り強くやっていきましょう.

今日の午後の稽古はたくさんのOB/OGが来てくれて,活気あふれる稽古となっていました.OB/OGもぜひたくさん稽古に参加して,現役に稽古をつけてやったり,アドバイスをしてあげる様にしていきましょう.今日稽古に来てくれたOB/OGはぜひコメント欄で感想などを書いてあげて下さい.

さて,技術的な面でひとつだけ書いておくと,最後にも言った様に「止まっている」ことが多いです.個々の技術はだいぶしっかりしてきたと思いますが,その「間」でひと呼吸おいてしまっている場面がよく見られました.取られてしまった場面は得てしてそういう瞬間だったりします.自分の方が実力が劣るのであればなおさら,「体」も「頭」もストップしている暇はありません.まずは意識の面から変えて行くようにしましょう.

さぁ,春は実力をつける期間です.怪我の無い様に体のケアと十分すぎる程の食事と睡眠を取りつつ,全力で稽古するようにしていきましょう!

今年も稽古がはじまりました!

H19卒,監督の岩永です.あけましておめでとうございます.

東大柔道部は1月8日より2009年の稽古を始めております.私も8日の初稽古に参加してきました.久々の柔道だったので,へろへろになってしまいました.

上の写真は8日の稽古の投げ込みの様子です.この道場は駒場キャンパスの第一体育館というところで,火木金土の練習を行っています.

投げ込み中

投げ込み中

また,今日(12日)は柏崎先生,松原部長もいらしての今年初稽古となりました.下の写真は乱取り中の様子です.こちらの道場は本郷キャンパスの七徳堂という道場で,月水の練習はこちらで行っています.

乱取り中

乱取り中

今日の稽古で実感したのは,みんなかなり動きが良くなってきています.基本的な動きがだいぶできるようになってきていたし,際の反応が良くなっているなと思いました.1年生の寺田がOBの小宮山を抑え込んでいたのはなかなか見事でした(小宮山がんばれ!).

さて,今日柏崎先生から指摘されたことをいくつか.まず,みんなだいぶ正対下からの脚が効く様になってきたので,亀にならなくなってきたという評価を頂きました.これは私も全く同感で,とてもよいことだと思います.

ただ,正対上から攻める方は,みんながみんな相手の手を切ってから攻めてしまっていて,攻めが遅いしリセットされてしまっているということでした.もちろん,下からが強い相手に対して襟などを持たれた手を切るのは「防御」としてよい手段なのですが,五分の相手に対していいところまで攻め込んでいるのに襟を持たれただけでそれを「切らなければ!」と思って切りに行って,その間に相手に脚を戻されたりしているのがたくさん見受けられました.

これは私は気づいていませんでしたが,先生に指摘を受けてから見ていると,確かにみんなすぐ手を切りに行っていました.ある程度のレベルに達してきたら,持たれたままでも攻められるはずなので,各自注意して欲しいところです.下の相手に持たれているというのは引きつけられるというデメリットがあるかも知れませんが,実は相手はその手に対して手錠をかけている状態にもあります.つまり自由には使えないわけですね.そういう風な見方をして攻めることを考えて行って欲しいです.

最後に,今日は帯取り返しの腕の極め方を教えて頂きました.あれはすごい重要なことなので全員がきちんと頭にいれておくようにしましょう.

現役は今週の朝練として,高校の寒稽古に参加するようです.高校生相手だと寝技が面白い様に決まると思うので,色々試してきて欲しいと思います.また,高校生と色々と話をして東大柔道部をアピールして来て下さい.

防衛大学定期戦を終えて

H19卒・監督の岩永です。

先日、毎年恒例の防衛大学との定期戦が行われました。今年は東大がホームということで、本郷キャンパス内「七徳堂」にて7人戦と総力戦を行いました。結果は、東大柔道部ブログ赤門柔道をご覧下さい。

今年のメンバーはここ近年でも一番体格の小さいメンバーなので厳しい戦いになるとは思いましたが、点数的には大きく溝をあけられてしまいました。最近ずっと言われている「攻撃が見えない」という部分はやはり解消できていない感じでした。「攻撃」と一口に言っても、「自分から積極的に作る攻撃」と、「どんな苦しい状況も攻撃に変えてしまう」の2種類があるような気がします。

「自分から作る攻撃」というのは、たとえば隅返しの様に、組み手から自分のコースにしてしまい相手にやりたいことをやらせないようにして一本取るところまで持っていく攻撃パターンの様なものです。まずは、各自が「これ」というコースを持つことで、こういった攻めができるようになります。コースとは、「はじめ!」と言われてから(特に寝技で)一本を取るまでの一連のシーケンスを指します。まだ、コースが「決まっている」選手すら少ないのではないかと思います。ましてや、それを「できる」選手はほとんどいません。全員が抱えるべき大きな課題だと思います。

また、これがどんな相手にでもできるようになれば苦労はしませんが、自分より力の強い相手などに対して自分の形を完全に作るのは難しいものです。そこで重要になるのが「どんな状況も攻撃に変える」という「意識・技術」です。例えば、立ち技で投げられてしまう時にも、その効果を最大限減少させながら、次に始まる寝技の準備を始めることはできるはずです。寝技でもつれた時にいかに有利な体勢を取るかという「際の勝負」に強い選手は、どんな状況でも攻撃できるし、結果も残してきます。これができるようになるためには、まず「意識」を変えないといけません。たとえ抑え込まれたとしてもブリッジで返せば逆転で抑えることができるように、柔道において諦める場面というのはありえません。どうしても「防御しないといけない」という意識が先行すると、攻めることができるチャンスを逃してしまいがちです。意識がそちらに向けば、本能的に体が動くこともできるようになるし、自分でその技術を探そうという意識も出てきます。(もちろん最低限の防御はできて当たり前ですが。)

「自分のコース」と「どんな場面でも攻める意識」の2つは、部員全員の課題であろうと思います。部員内でのディスカッションもしてほしいし、先生・先輩も巻き込んでアグレッシブな東大柔道を作っていって欲しいと思います。

試合をご覧になった先輩方は、ぜひこの記事へのコメントで感想などを書いて頂けるとうれしいです。よろしくお願いします。

OB初心者の稽古の感想

四年の小宮山です。

四年の小宮山です、と書いて、まだ自分が大学を卒業していないことを自覚しました。なんというか、大学生活いこーる柔道部だったので、気分的にはもう院にでもいるかのよう。

引退して一月もたたないのに、もはや稽古に行くたびに現役にぼこぼこにさされるようになってしまい、成長を嬉しく思う反面なんともいいがたい寂しさに心がいっぱいになります。とはいえ、まだまだ現役に負けたくはない。まだあたいだってがんばれるもん。と、老骨にムチうって稽古に参加しています。これからも可能な限りしようと思います。

で、今日も稽古に参加して思ったのは、やはり覇気があるやつは怖いということでしょうか。攻撃にせよ防御にせよ、気迫があるやつは強いなあと。金丸先輩と六本連続で乱取りをしていた碇なんかを見ていてもそう思います。現役時代の自分に足りなかったのは、それだったと思うので、そしてそれは何をするにも大事だと思うので、それを現役に分けてもらうという意味でも、今日も私は稽古に向うのでしょう。現役のみなさんには是非全員が覇王色の覇気を身に着けるくらい気迫を持って稽古に望んで欲しいと思いました。

今日はこのくらいで。また稽古行きます。やさしく迎えてください。

引退しても柔道

四年の本田賢二です。

引退してはや四週間がたちますが、なぜか毎日柔道のことを考えています。私は農学部の分子生命工学研究室に所属しているのですが、実験の最中でも、稽古開始時間になると「あっ、稽古始まったな」とか、「今日はどんな練習してるんやろな」とか気になって、空いてる時間には稽古しにいくようにしています。

OBになって稽古に行くと、道場に入ったときは、まだOBになって日が浅いせいか緊張というか照れというか、なんともいえない違和感を感じるのですが、乱取りなどしているとアツくなって現役に混じってガンガン稽古したくなります。

現役の時には後輩の指導は後回しで自分の稽古の次だという感じでしたが、今は、後輩がどうすれば強くなれるか考えながら、乱取りをするにしても打ち込みをみるにしても一本一本丁寧にと心がけています。後輩たちも、師範、新監督の新体制の下で自分の柔道について試行錯誤しながら、かつ相手に向かっていく気持ちも忘れずに柔道の稽古に励んでいるので、OBとしてそんな時に稽古に行くとうれしくなります。

文章を書いているとまた柔道したくなってきたので、近い日にまた稽古しに行きます。

では今日はこの辺で失礼します。

巴投げをかけた後について

H19卒・監督の岩永です.

早速,技術的な話題から始めていきます.昨日の稽古で,柏崎先生から頂いたアドバイスでもありますし,練習を眺めていて個人的にも感じたこと.

七大柔道をやっていると,どうしても「巴投げ」はほとんど「引き込み」の様なイメージで使ってしまうため,相手が崩れなかった時は「正対下から始める」選手が多いようです.しかし,それではせっかくかけている巴投げが十分に活かされていません.

巴投げがかからない時というのは,大抵相手が自分のことを「引き上げて」います.だとすれば,その力を逆に利用して,巴投げをかけた後は素早く「立ち上がる」ことができます.さらにうれしいことに,自分が立ち上がることで相手はバランスを崩すので前のめりになり脇が開きやすいので,立ち上がりながら脇を掬ってしまうことで,すぐに帯取り返しの形を作ることができます.

このように,立技・寝技を完全に分断することなく,自在に行き来することは非常に効果的です.確かに,完全な寝姿勢から立技への移行はルール上あり得ませんが,巴投げをかけた直後に立ち上がるという様な動作であれば,待てがかかることもなく,ダイナミックな柔道を行うことができます.巴投げを多用する選手は「巴をかけたらすぐ寝技」という発想だけではなく,「立ち上がって立技」という練習も行っていくと良いと思います.

「東大柔道部OBブログ」スタートにあたって

東京大学柔道部監督の岩永です.

この度,東大柔道部ではブログをスタートすることとなりました.ブログには「東大柔道部ブログ」と「東大柔道部OBブログ」の2種類があります.こちらは,若手OB/OGが執筆する「東大柔道部OBブログ」です.

東大柔道部OBブログ

アドレスは「http://obblog.akamonjudo.com」です.このブログでは東大柔道部の若手OB/OGが,柔道部の練習に参加して思ったことなどを記録していくことになります.普段練習に参加できない他のOB/OGの方々や外部の方々へ向けて「東大柔道部は今どういう状況なのか,どんな柔道をしているのか」を伝えることが主な目的です.4年間柔道を続けて体も元気な若手が現役と汗を流して感じたことを,少し固めに記録していきますので,どうぞよろしくお願いします.

疑問に思った点やコメントしたいことなどがありましたら,下部のコメント欄から投稿してください.こちらで確認をしたのちにコメントを表示させて頂きます.また,メールで直接連絡を取りたい場合には,東大柔道部公式サイト「赤門柔道」内の「連絡先」をご覧ください.

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